移住データ

屋久島での仕事やくらしの情報、移住にあたっての住まいの探し方や離島ならではの引越しのコツなどについて簡単にまとめています。また、「移住体験談」では、移住して今現在屋久島に住んでいらっしゃる方の生の声を取材しご紹介しています。移住前の検討材料として参考にしてください。

住居探し

屋久島は住む集落によって気候、文化など環境が少しずつ違います。自分に合った集落を探すためには、まず島に来て、役場で話を訊いたり、イベントへ参加してみたりして、集落の区長に相談したり、既に移住し住んでいる人に会って話を訊いてみるのが良いでしょう。住居についても不動産業者で見つかる場合と、島の人と親しくなり紹介で見つかる場合等があります。

交通手段

路線バスがありますが、生活するとなると自家用車があった方が便利です。屋久島は鹿児島県の低炭素社会モデル地区となっており、電気自動車の普及率が比較的高く給電設備も整っています。電気自動車購入に関しては国や県の助成制度がありますので、移住を機に購入を検討されるのも良いかと思います。その他、幼稚園の送迎にはそれぞれに園バスがあり、小・中学校の通学にはスクールバスがあります。徳洲会病院への通院には徳洲会の循環バスを利用できます。

医療・福祉

宮之浦に総合病院屋久島徳洲会病院(診療科目:内科、外科、耳鼻咽喉科、産婦人科、整形外科、脳神経外科、眼科、小児科、歯科口腔外科リハビリテーション科等)があります。診療時間は8:30~17:00ですが、救急の場合は24時間受診可能です。その他、町立の診療所が永田、口永良部、栗生にあります。個人病院も宮之浦、安房、尾之間などにあります。直ちに救命処置を要する重篤な救急患者に対する医療については、鹿児島市立病院を基地病院とするドクターヘリがコール30分にて鹿児島から医師ヘリコプターで飛んでくるので心筋梗塞などの対応も本土並みになっています。

仕事・働き方

島で常に募集されている職種は、医療、介護、観光、接客業などです。屋久島の土地柄、トビウオ漁師、山師、山岳ガイド、ダイビング、カヤックのインストラクターなどの仕事もあります。漁師や山師は人手が少なく、やる気がある人は即採用という場合もあります。観光業の場合、繁忙期と閑散期の収入の差が大きいので冬の収入源対策が必要です。農業管理センターに登録し、日雇いの仕事(草刈り、野良仕事、果樹収穫等)を貰って仕事をするなど、二つ以上の仕事を掛け持ちしてやりくりする人もいます。農家の高齢化と後継者不足はここでも問題となっており、農業を支える若い担い手が求められています。基本的に仕事が少ないので、暮らしを維持できる仕事を持って移住するか、維持できるような技術を習得するなど生活設計を立ててから移住することをおすすめします。

子育て・教育

保育園は、個人経営の保育園も含め4園、幼稚園は4園あります。その他、永田、口永良部などでは3歳以上、就学前の幼児を預かる幼児学級などがあります。子供が少ないので待機児童という問題はありません。学校は小学校から高校まであります。小学校の全校生徒数は、人口密度が高い地区(宮之浦、安房)の小学校では200名を越しますが、小さな集落では10~30人ほどの学校もあります。高校は屋久島高校と通信制(単位制)の屋久島おおぞら高校があります。屋久島高校は鹿児島県内で唯一環境コースが設置されている学校です。各集落の子供たちは「育成会」という子供会に入っています。そこで、集落のお祭りや行事に参加し、集落の文化を学びます。子供は地域の宝として集落の大人たちに見守られながら育ちます。

生活・くらし

ライフラインについては、賃貸の場合は問題がないのですが、土地を購入し家を建てる場合、電気・水道にかかる費用は自己負担になる場合があります。特に電気は、配電線が土地の近くまで通っていないと申請しても工事ができない場合もありますので、土地を購入する前に慎重に調べることが肝心です。ガスはLPガスです。道路は海岸沿いに外周道路が整備されており、島の基幹道路になっています。インターネットについては、屋久島の集落はADSL回線網が整備されています。口永良部ではISDN回線になります。携帯は基本的に県道沿いの人家の近くは使用可能です。島民の環境保全への意識は高く、環境に配慮したごみ処理施設も設置され、最大限の資源循環を図っており、スーパーや商店のレジ袋は有料、ごみの分別・ごみの出し方も徹底されています。島の暮らしは豊かな自然との共生です。人口も少ないため、皆で協力しあって生活しています。集落では、草刈りや清掃作業などの奉仕作業があります。その他に、消防団、子供会、婦人会や老人会などの会合なども多いです。

引越し

島への引越しは、船を使うのでどうしても高くなります。引越し荷物が少ない場合はトラックごとフェリーで運べますが、多い場合はコンテナ輸送になるのが一般的です。陸運、海運、島内での運送と工程毎に料金が掛かり、コンテナの数、業者によっても料金に大きな差がでます。数社から見積もりを取り検討されると良いでしょう。かさばる荷物などは処分し、引越し後に改めて購入した方が経済的かもしれません。近距離の引越しより所要日数がかかること、また、悪天候により船便が止まり予定どおりに届かない場合もありうるので、そのような場合を想定した準備をすることや時間に余裕をもって予定をたてることをおすすめします。